2024年9月7日

住宅は南向きじゃなきゃダメなの?

住宅を買うときに気になる条件の1つに「日当たり」があります。

日本では太陽は東から昇り西へと沈んでいくため、南向きの住宅が1番日当たりが良いとされています。

「せっかく新しい家を買うなら、絶対に南向き!」と考える方も多いかと思いますが、実は周りの環境や住む人のライフスタイルによっては、必ずしも南向きがベストとは限りません。

この記事を読んで、ご自分にはどの方角が最適なのか、もう一度検討してみましょう!

 

 

 

● 南向き住宅の特徴

 

南向きの住宅は一年を通して日の当たる時間が長く、冬でも室内が暖かいのが特徴です。

日照時間が短く冬の寒さが厳しい東北地方などでは、南向き住宅にすることで暖房器具などの電気代を抑えることができます。また、湿気がこもりにくいため、洗濯物が乾きやすいというメリットがあります。

一方で、日差しが多く差し込むため真夏の昼は室温が上がりやすく、他の方角に比べて冷房を使う機会が多くなるかもしれません。その他にも、日当たりが良いことからフローリングや家具、書籍などが日に焼けて褪色してしまうというデメリットも考慮する必要があります。

 

南向きの住宅は人気があるので、マンションの場合は価格が高めの設定になっています。南向き住宅を検討している方は、予算に応じて他の条件を調節する必要が出てくるかもしれません。

 

 

 

● 東向きの特徴

 

日本では太陽は東から昇るため、東向きの住宅は朝の時間に一番明るくなるのが特徴です。

しかし、午後には日が当たりづらく、特に冬の日照時間が短い時期は、部屋が暗くなる時間が早くなってしまいます。そのため、東向きは朝型の人や朝早くに起きたい人におすすめの住宅です。また、夏場は部屋の涼しさが残ったまま明るくなるため、冷房器具の電気代を抑えることができます。

 

東向きという理由で候補から外してしまう人も多いのですが、朝型の人や暑がりの人にとっては、南向き住宅よりも住みやすいかもしれません。

 

 

 

● 西向きの特徴

 

太陽は西へと沈むため、西向きの住宅は午後から明るくなっていきます。

そのため、朝は遅くまで寝ていたい人や、仕事の都合上午後から働き始める人におすすめです。

また、西向きの住宅には夕方から日差しの強い西日が入ってくるため、特に夏場は部屋が暑く感じることがあります。しかし、日照時間の短い冬場には、夕方でも部屋を明るく暖かく保つことができます。

 

起床が遅い人や冬の厳しい寒さが苦手な人は、南向きよりも価格が安く住みやすい西向きを検討してみてください。

 

 

 

● 北向きの特徴

 

北向きの住宅は一年を通して日が当たりにくく、他の方角と比べて室温が低いのが特徴です。

夏は日が当たらないことから冷房を使わなくても涼しいのですが、逆に冬の夜から朝にかけては暖房が欠かせないほど寒くなります。

そのため、夜間の仕事をしていて早朝に帰宅する人や、日中はほとんど家におらず、自宅には寝るためだけに帰る人におすすめの住宅です。

 

北向きの住宅は南向きに比べて圧倒的に人気がなく価格が低いため、良いプランをじっくり選ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

今回は、住宅の新築や購入を考える際に重要な「方角」についてご説明しました。周りの環境や住む人のライフスタイルによっては、必ずしも南向きが最適とは限りません。ご自分に合った方角を再度検討してみてはいかがでしょうか?

カントリーガーデンでは、あなたに合った住まいの形をアドバイスいたします。住宅の購入をご検討されている方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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